スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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キッチンはどうあるべきか?その2

2022年11月09日 3:31 pm カテゴリ: 

スローハンド代表の森田です。

 

前回の続き、キッチンのお話です。
キッチンを検討するとき、

素材や色を考える前に、

まずはどういう形にするかが、最初かもしれませんね。

対面型・壁付け型・アイランドキッチン・・・
それ以外も含めて、どれがいいのか悩むところです。

 

いずれのキッチンも一長一短があります。
どれが一番よいのかは悩ましいところですが、
すごく簡単に言うと、

 

すっきりしたキッチンにしたいならば、壁付けタイプでしょうか。

 

というのもキッチンには
どうしても冷蔵庫がつきものなのですが、
冷蔵庫の奥行きがだいたい65センチで、
ちょうどキッチンキャビネットの奥行きと一緒なんですね。
ですからキッチンと冷蔵庫を並べるとすっきり収まるわけです。
なおかつ吊戸棚も設置できて、
キッチン本体も同じ間口でいえば対面式より15センチ長く取れます。

 

よく対面式のほうが
壁側にたくさん収納できるといわれますが、
実は比べてみるとそれほど違いはありません。
ただ、全部でないにしても、
一部をトール型の収納にするとなると、
対面型のほうが収納量は多くと取れますね。
対面型を選ぶときのポイントは、

壁面の収納がいろいろレイアウトできるので、

それを希望する方は対面型がお勧めになります。

 

アイランドタイプは、そういう機能的なことではなく、
キッチンからダイニングも含め、

愉しい場所にできるという点でしょうね。

もちろん機能面でのメリットもありますが、
よく使い方を考えないと使いにくいものになってしまいますのでご注意ください。

 

他にもL型キッチンや、
独立型のキッチンなどもあります。
どのキッチンが一番ということはありませんが、
ポイントとなるのは

 

 1 機能性(動線)

 

 2 収納量と使い方

 

 3 他の空間とのつながり

 

この3つだと考えています。

 

素材とか設備をどうするかは、その後に考える方がいいですよ。
最初にコンロは何にするとか、天板は人造大理石がいいとか、
モノの検討は後でもできます。

 

余談ですが、

設備については、キャッチコピーに惑わされないことです。
おそうじが楽チンとか・・・
こんな便利な機能がいっぱいとか・・・
もう住宅の仕事を四半世紀やっていますが、モノの移り変わりはとても早いです。
そしてモノはいずれ寿命がいます。
その時にはいいと思っても、10年15年経つと修理もできないなんてことは、
枚挙にいとまがありません。

 

ベーシックだけれど、ちょっとお掃除とかお手入れも必要だけれど、
長く使えるものを選ぶほうがいいと思います。
キッチンを検討するときは、上記の3つのポイントを基に
まずはどういう使い方が自分たちにあうのかをしっかり見定めること。

それが重要です。

 

高丘の家(2021) アイランド型のステンレスキッチン

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