風景をつくろう
2017年07月08日 4:00 pm カテゴリ:暮らしのようす
スローハンド代表 森田です。
まだ梅雨の真っ只中ですが、
浜松はここ数日真夏のような暑さです。
子どもの頃は夏が来るのが待ち遠しかったものですが、
来たらきたで、暑さをどうやり過ごすか
日々考えちゃいますよね。
僕らは常々、ソトに開く住まいを良しとしています。
外の風景・眺望を家の中に取り込んで、
気持ちよく暮らす・・・。
簡単なことですが、なかなか難しいことでもあります。
我が家(HPでは西町の家としてご紹介しています)は周りが田んぼばかりで
周辺の土地も凹凸があるわけではないので、
あまり眺望がいいというわけではありません。
だからといって、何もしないのも芸がないので、
田んぼの稲が張られた夏場は、
その青田の景色をしっかりいただいちゃっています。
田んぼの上を通る風を青田風というそうですが、
それが我が家の中に涼をもたらしてくれます。
ただ、田んぼが連なるということは、
視線を遮るものが何もないということなので、
そこは建築と暮らしの道具で設えます。
しっかりと深く軒を出して、そこに葦(よしず)をたらすと、
ほとんど外の視線を気にすることなくのんびりと過ごせます。
こうやって気持ちよく暮らす場所が出来上がると
家にいることが愉しくなり、
より愛着が湧いて、大切に暮らすことにつながります。
積極的にソトに開く住まいをぜひ!!