スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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収納を考える 7

2022年12月20日 12:00 pm カテゴリ: 

スローハンド代表の森田です。

 

収納についての最後のお話

「引き出しは意外と場所をとるのでキッチンの収納に取り入れるときは要注意」
について解説いたします。
 
システムキッチンのカタログやネットのページをみるとキャビネットの収納形態が
引き出し型がメインだということに気がつくと思います。
でも、これ15年くらい前まではありえなかったことなんです。
それ以前はシステムキッチンで引き出し式は、ほとんどありませんでした。
だいたい観音開きというパターンでしたね。
 
引き出し式がこれほどメインになった理由は、やはり使いやすいということに尽きます。
特にカウンターより下の収納は、ただでさえ腰をかがめることが負担なのに、
そこから中を覗いて必要なものを取り出すという動作は、
結構大変ですし、忙しい合間にはとてもストレスです。
引き出しですとさほど腰をかかめずに、引き出しを開ければ
中のものも確認できるので、とてもラクです。
 
いいこと尽くめのようですが、ちょっと気をつけた方がよいこともあります。
それは、引き出しは棚の中にボックス形状の収納が
レールによってまさに引き出させるわけですが、
その分スペースというか寸法をとります。
カタログや図面にあるサイズは
結構外形の数字が書かれていることが多いので、
想定していたものが入らなかったというケースも、ままあるんですね。
 
それに、持っているものを正確に測って収める方も
そういらっしゃいません。
ですから引き出しにするときは、持っているもののサイズと
入れ方をシミュレーションしておくことがとっても重要なんです。
大きなものたとえば中華鍋とか、圧力鍋のような大きなものって
引き出しにいれると他のものが入らなかったり、
無理くり入れるなんてことにもなりますので、要注意です。
 
とくにキッチンの収納はひとによって使い方さまざまなので、
こうするのがベストとは言い切れません。
ですからいつもお願いしているのが、
一度たたき台のキッチンプランを提案するのと同時に、
それを基に持ち物をどう収めるかシミュレーションしてくださいといこと。
そうすると、その方その方で使い方が読めてきます。
キッチンに納めるものは、わりとその場所で完結したいものが多いので、
効率よく使いやすく収めたいものです。
引き出しは時と場合によっては、収納力を損なうこともありますので、
よくシミュレーションをすることをお勧めします。

 

スッキリと使いやすく。そういうキッチンを目指しています。

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