照明のデザインは重要 3
2023年01月11日 4:48 pm カテゴリ:家づくり事始め
スローハンド代表の森田です。
当たり前の話ですが、明るさは照明器具からもたらされます。
夜になるとその灯りが中心となって、明るくなりますから、
空間の中心点はまさに照明の位置になります。
天井に照明があればそこが中心点になるわけですが、
すべての空間がそうだと味気ないですよね?
特にリビングやダイニングは
他の空間とつながっていることもあって
ひとつの照明だけで完結できないので、
複数の照明器具を必要とします。
そのすべてを天井から照らすと、
このテーマの最初に紹介したエピソード
“学校の教室”になってしまいます。
ですから壁付けタイプであったり、スタンドなどを併用すると
すごく空間の雰囲気が変わります。
リビング・ダイニング以外の場所も
人間の目の高さより下に灯りをもってきたり、
足元や床近辺に灯りを設置することで
ずいぶん雰囲気が変わってきます。
たとえばトイレは、結構下のほうに照明をつけると
いい感じになりますよ。
あまり明るくする必要のない場所ですし、
そもそもトイレはそんなに広くない空間ですから
足元が照らされているだけでも十分明るくなります。
和室なんかも低くしたいですね。
畳に寝転んでくつろぐときに、
その目線あたりに照明がほしいですよね。
そういう時は行灯のような照明があるといい感じになります。
玄関も足元を照らしたいときがありますよね。
なので、下駄箱の下を少し浮かせて、
そこに照明器具を設置するなんてこともいいですよね。
その際つける器具は安い蛍光灯でも大丈夫です。
器具自体は見えないし、床に反射した光は
蛍光灯の白々した光ではなくなるので、
費用対効果が大きく感じます。
そうやって単純に天井から照らす以外の方法を
チョイスすることでグッと内部空間の質が高まります。