照明のデザインは重要 5
2023年01月13日 3:50 pm カテゴリ:家づくり事始め
スローハンド代表の森田です。
もうすっかりLEDの照明が当たり前になって、
バリエーションも豊富になってきました。
スローハンドでも数年来、LEDの照明を使うことが普通になっています。
ほんとうは、昔ながらの白熱電球が一番好きなのですが、
生産そのものがされなくなっているので致し方ありません。
白熱電球のよさは、なんといってもあの素朴な温かみを感じる光の色ですね。
あの色合いが木の家には一番マッチすると思いますし、
左官の壁や木の壁のテクスチャーが光によって浮かぶ感じはとてもいいものです。
蛍光灯では出せない質感です。
かといってなくなっていくことを嘆いているだけではだめなので、
LEDの電球色の照明ももちろん活用しています。
いろいろ検証しましたが、白熱電球とLED電球色を比較してみると
あまり違いは感じなくなってきました。
最初の頃、LED電球色は、光源の明るさがちょっとまぶしく感じたりしましたが、
最近はそうでもなくなった気がします。
慣れたせいかもしれませんが、
いずれにしても木の家の雰囲気を損なうことはほとんどありません。
ところで、
電球色とか昼白色とか昼光色とか、違いを意識したことはありますか?
一般的に電球色は、温かみのある暖色系で赤っぽい灯りです。
昼白色は一般的に太陽に一番近いといわれ、ナチュラルな色です。
昼光色はちょっと青白い光でクールな感じになります。
それに加えてLED電球だったり蛍光灯だったり種類があるので、
照明の選び方ってちょっと考え出すと際限がないんですよね。
でも、木の家にするならやはり電球色をメインにして考えることをお勧めします。
より実用性を求める・・・たとえばキッチンの手元とかには蛍光灯を使って、
くつろぎの空間は電球色でまとめるのがよいと思っています。
あと、蛍光灯を使うときは、
その器具をなにかでカモフラージュするのも手法としてよくやります。
アクリル板を1枚かませたり、木の幕板を光の前に付けて、
蛍光灯の光だけ上下から漏れるようにするなんてこともやります。
たったそれだけのことなのですが、部屋の質感がグッとあがりますよ。
吊戸棚の上部に蛍光灯を仕込んで、天井の木部を照らす実例。
木部に光があたって、温かみのある光に変わります。