スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

スローハンド(有)は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

こども部屋と教育の関係性 3

2023年03月20日 12:00 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

先週からの続き、子供部屋と教育の関係性についてお届けします。
私が子供部屋の環境の良し悪しと、勉強の習熟度はあまり関係ないと思うのは、
これまでの実例を見返してみると、子供部屋を持たないまま
高校や大学受験を経験したり、はたまた成人に至ったりしたお子さんを
数多く見かけてきたからです。
 
数年前の同じ時期に、日本で1,2を争う某国立大学に進学した
ある建て主さんのお子さんは、新しい家にご入居して

しばらくはというかほとんどの期間を
子供部屋なしで過ごしてきました。
ご両親も本人から「別に仕切らなくてもいいよ」といわれ、
日々の忙しさもあって一度計画はしたのですが、
ずっとそのままだったんですね。
 
結局妹さんとの部屋を仕切ったのが、上のお兄ちゃんが高校1年の夏でした。
ところが仕切ったあとも部屋で勉強することがほとんどなく、
勉強どころか、部屋にいる時間もほとんどなく、
ほぼ寝るときだけ使う感じだったそうです。
で、この建て主さん宅にはダイニングの壁沿いにみんなで使えるカウンターがあるんですが、
結構ここが勉強スポットだったそうです。

また、2階リビングになっていて、その窓際が少し高くなっているんです。
そこにちょっとカウンターを設けているのですが、
気が向くとここに教科書や参考書を広げていたそうです。
いわく、外が見えて気持ちがいいから」とのこと。
 
小さな家なのですが、居場所があちこちにあって
気分によってその場所その場所が勉強スポットになっていたようです。
その建て主さんののお子さんから話を聞いたところ、
とにかく静かすぎるのが嫌いのようで、鳥の鳴き声とか
お母さんが洗い物をしているとか、何かそういう音があると落ち着く・・・
というようなことを言ってました。
お宅には、当時手がけていたOMソーラーを設置していて、
その独特の空気を送る音も日常の中の音として馴染んでいたようです。

子供部屋を考える上で、とても興味深い実例をいただいた気がしました。

まだ、そういう例は結構あるので、次回もご紹介します。

 

 

メールマガジン登録受付中。

見学会などイベントの情報や家づくりに関するトピックスはもちろん、家づくりに役立つ情報をセミナー形式で週2回お届けします。 ご希望の方は下記フォームよりご登録下さい。

個人ブログはこちら