スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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こども部屋と教育の関係性 4

2023年03月21日 12:00 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

昨日の続きです。

結局、子供部屋を仕切ることなく高校受験まで通り過ぎたお宅は、
他にも結構いらっしゃいます。
そういうお宅のお子さんが、優秀といわれる学校に進学していることは、
ちょっと興味深いことではありますが、
それにもましてお子さんたち自身が、部屋をほしがらないということが
さらなる驚きなんですね。
 
数年前に某学校に進学した建て主さんのお子さんも
ご両親から上のお子さんが中学になるときに

そろそろ部屋を仕切ってほしいとご依頼があったのですが、
結局、計画はそのまま棚上げになって、3年が過ぎてしまいました。
そこでその建て主さん宅に「その後子供部屋の仕切りはいかがでしょうか?」

とお伺いしたところ、上のお子さんがすでに某学校に進学して
その寮に入ることになったので、部屋を仕切る計画はなくなりましたとのこと。
 
特別に何か教育に力を入れていたわけではないそうですが、
気がつくと家のあちこちで本を読んだり、参考書を広げていたそうで、
部屋があればそこで落ちてできるのに…とご両親は思っていたそうですが、
本人にとってはそのスタイルがよかったんでしょうね。
 
この建て主さん宅もそうですが、実は男の子の兄弟で
結局部屋を仕切らずに過ごしているというお宅が
他にも結構多いんです。
それも本人たちが仕切りたがらないのが共通しています。
仕切っちゃうと狭くなるのがイヤなのかなぁとも考えたりしますが、
でも、自分だけのスペースってある年齢になったら欲しくなりますよね?
そのニーズが本当に薄いんです。
男女の兄妹(姉弟)の場合は、とくに上の子が女の子の場合は、
わりと仕切る率が高いですね。
 
何度も繰り返しますが、あくまでも学校の優劣でどうこう言っているのではありません。
ただいくつかのお宅のお話を聞くと、特別塾や家庭教師を活用しなくても、
何となく家のあちこちで学習する習慣が身についていくようで、
結果がどうであれ、それはそのお子さんにとってはいいことですよね。
心が落ち着く安全基地のようなそんな居場所があちこちにある…。
そういう家が子供の情操を豊かにするのでは?
と、最近は思ったりします。
今後も建主さんのご家庭のようすを見守りつつ、
その関係性をもっと対象化できたらなぁと考えています。
 

共用のスペースを設けることも多くあります。

 

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