スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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こども部屋と教育の関係性 6

2023年03月24日 12:00 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

スローハンドがほぼ定番にしている“居心地の悪い子供部屋”についての続きですが、
面積と同時に、容積もちょっと居心地を悪くしています。
天井を低くしてそこでのびのびという空気感を出さないようにしているのですが、
子供って狭いところが好きなのと同様、ちょっと小屋裏のような感じも
結構好きだったりするので、結局居心地がよかったりするんですね。
でも、そういった「安心できる場所」であれば、狭くても小屋裏っぽくても
子供にとっては関係ないんです。

もちろんすべてのお子さんがそういうわけではありませんが、
そのお子さんにとって「安心できる場所」づくりが
子供部屋の基本だと考えています。
われわれもこれまで多くの家を手がけてきましたが、
子供部屋の扱いは、少しおざなりにしてたように反省しています。
ここ数年、実際の建主さんのお話を聞くと、
間違ってはいないけれど、もうひと工夫あればよかったかなと、
思うところも結構あります。

たとえば、2階であることも加え、小さいこともあって
特に夏場は熱や湿度がこもりやすいとか、
子供部屋だからといって収納計画を疎かにしてはいけないとか、
先々のことを考えてあまり造りこまないようにしていますが、
後で他の用途に活用できるように造るということもアリかな…とか、
この先は、そのあたりを改善していきたいと思っています。

 

さて、ちょっと前に子供部屋について気になる記事をネットで見つけました。
それによると、建築の専門家に対するアンケートで、
新居にいらないものの1位が「子供部屋」だったとのことです。
もともと専門家の目線だとそうなる傾向ではありますが、
ちょっと気になるアンケート結果です。
少子化で、子供の数がどんどん減っている状況で、

今後は家づくりにおいても、子供部屋の必要性が問われることになるかもしれません。

これまで綴ってきたように、本当に子供が個室を必要とする時間は

思いのほか少ないこと、部屋の大小が教育の成熟度とはあまり関係ないこと。

そんなことも念頭にして、今後も子供部屋のあり方については考えたいと思います。

 

 

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