スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

スローハンド(有)は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

今一度、パッシブデザインを考える 7

2023年04月20日 12:00 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

特に夏の不快の元となる「湿度」。
エアコンをつければ、手軽に温度とともに湿度も下げられて
便利は便利なのですが、その分の電気代もかかりますし、
止めたとたんにまた温度も湿度も上がってしまいます。
とはいえ、湿度を下げるのは難儀なことで建築的にそれを可能にするのは
結構ハードルが高いことです。
 
考えられる方法は「換気」です。
それを効果的に行うこと。
これでかなり不快な暮らしから開放されます。
効果的というのはどこがミソかというと、
湿気の不快感は、いつもそこがジメジメしているということ。
つまり一ヶ所に湿気が滞留している状態を
解消してあげるということがポイントです。
 
現在の家づくりでは気密性がよくなったので、
建物内の空気を換気するために換気扇を24時間つけておくことが
義務付けられています。
ですから、それでもいいんじゃないか?と思われるかもしれません。
ただ、小さなファンで換気できる風量は大してたくさんではありません。
やはり窓を開けて換気する方が圧倒的に換気量では勝ります。
湿度が高くなりやすいところは、つまりは対流がおこりにくいところです。
ですから、設計段階でその空気の動きを読み取り、
湿気がこもりにくい窓のとり方や空気の流れを設計に取り込むことが

結構重要なんですね。
 
現在では、エアコンがその役割を果たしてくれているので、
空気の動きまで考えられていない家でも十分成り立つのですが、
そうやって設計した家は、自然室温で暮らせる期間が長く
住む人の身体への負担も軽減できます。
そういった観点からも、できるだけ自然のチカラで暮らせる家にしたいと
私たちは考えているわけです。

 

北寺島の家 開口部

 

メールマガジン登録受付中。

見学会などイベントの情報や家づくりに関するトピックスはもちろん、家づくりに役立つ情報をセミナー形式で週2回お届けします。 ご希望の方は下記フォームよりご登録下さい。

個人ブログはこちら