今一度、パッシブデザインを考える 8
2023年04月25日 4:03 pm カテゴリ:家づくり事始め
こんにちは、
スローハンド代表の森田です。
今回も湿度のことです。
やたらと詳しく湿度のことを綴るのはどうかと思われるかもしれませんが、
意外かもしれませんが、冬でも湿度は大いに関係あります。
冬の室内の湿度は、おそらく普通のお宅でも
相対湿度で40%から60%くらいあると思います。
これ、ある意味適正な湿度なんですね。
40%をきると少し乾燥気味で、
風邪のウィルスとかがよろこぶ環境といわれています。
ただ、そのくらいの湿度の室内ということは、
ともすれば、結露も起こりやすいということなんです。
よく、お住まいの不満点で「結露がひどい」というお声を聞きますし、
みなさんのお住まいも結露に悩ませれているかもしれません。
特にコンクリートのマンションは、気密性が高い上、
窓に限りがあるので空気の流れが淀みがちで、
暖房をつけると、窓にベタッと結露するということが
常態化しているのではないでしょうか。
暖房器具も、ファンヒーターや石油ストーブは、
燃焼する際に水蒸気も発生させるので、よけいに結露しやすくなります。
それを解消するために窓を開けたり、換気扇をフル稼動させるわけですが
そうするよせっかくの暖気も一緒に損なわれて、また暖めなおし…
そうするとまた結露してといういたちごっごになってしまうわけです。
大事なのは換気をしっかりするということなんですね。
ただこの換気が結構やっかいなんです…。