スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

スローハンド(有)は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

なぜ「小さな家がいい」のか? 7

2023年05月10日 2:17 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

小さな家にする上で、もっとも大事なのが設計です。
もっと言えば、引き算で考える…ということです。
どうしても、設計を考える上で建主さんのご要望に照らして、
あれも取り入れないと、これも取り入れないと、と足していく方向で考えがちなのですが、
ほんとうにそれがそのご家族の暮らしにおいて必要なのか?

という問いかけをしてみると「あるに越したことはないよね」くらいの要望も結構多いものです。
 
ここで家づくりに対する要望を今一度考えてみてください。
お休みはリビングでのんびり過ごしたい…
キッチンは使いやすくしたい…
収納はたくさんあるといい…
新しい家に対しての要望でよく聞かれるものです。
これらはごく普通の要望ですよね?
おそらくそういう事柄が要望のほとんどです。
でも小さくしてもお休みはリビングでのんびり過ごせればいいし、
小さくても使いやすいキッチンであればいいし、
持っているものがきちんと収められれば収納は用をなします。
こういうことを、足し算で考えていくと
数字としての面積も、実際の空間も大きくなってしまいます。
 
たとえば、のんびり過ごせるリビングって

どのくらいの広さがあるといいっていう決まりはないですよね?
でもなんとなくリビングだから8畳とか10畳は欲しい…という
なんとなくで決まっちゃうことが結構多いんです。
他の空間とつながっていれば、リビング的な空間がタタミでいえば
3~4畳でも十分成り立ちます。
そんななかで居心地よさを追求したり、小さくても収納や窓のとり方で

広く感じるようなつくり方をしたりすることが、設計術なんです。
これを怠ると無駄に広い家が出来あがってしまうんです。
 
その結果、予算がかなりオーバーしたり
住み始めてからも手入れが行き届かなくて使われない空間が生じたりして
愛着がもてなくなってしまう・・・なんていうことになってしまうわけです。
家づくりは引き算で考えることです。
本当に必要なのをしっかり整理して、それを設計に落とし込む。
そうすれば30坪くらいでも、小さくても大きく暮らせる家になるはずです。
僕たちが小さな家にこだわっているのは、
「小さな家でも大きく暮らせる」からなんです。
そのために必要なのが設計術。
その設計術をマスターするためには、実践や検証に基づいた知識と知恵が必要です。

 

 

メールマガジン登録受付中。

見学会などイベントの情報や家づくりに関するトピックスはもちろん、家づくりに役立つ情報をセミナー形式で週2回お届けします。 ご希望の方は下記フォームよりご登録下さい。

個人ブログはこちら