スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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木の家にマッチするお勧めの家具 2

2023年06月20日 12:00 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

「木の家にマッチするお勧めの家具」と題して
家具についてのあれこれをお伝えしたいと思います。

 

現代の生活スタイルでは食事をするときはダイニングで、
くつろぐ時はリビングで、と分けて生活するのが一般的ですが、
もともと日本は、食事は畳の間にちゃぶ台を置いて、
くつろぐ時はそのちゃぶ台を片付けてと、場所を特定しない生活でした。
つまりはダイニングテーブルとか椅子は、西洋から来た生活様式で、
日本で椅子やテーブルが造られるようになったのは、
長い歴史からみればつい最近のことなわけです。
 
その西洋の様式を真似たテーブルや椅子も今ではすっかり日本の生活の中に
根づいてはいますが、本当に座っていて心地よい椅子って
結構ありそうでないと思いませんか?
最近はそういうブームも下火になりましたが、
ひと昔前はデザイナー住宅がもてはやされ、
そこで使わる椅子は、かなりモダンな外国製のものが使われているのが定番でした。
特にアメリカ製のミッドセンチュリーのリバイバルブームもありましたね。
 
それらの椅子は確かにデザインは目を惹くのですが、
座ってみるとなんだか落ち着かないなぁ…という体験を僕自身はよくしたものです。
それはどうしてなのか?
自分なりに思案した結果、座面が高すぎることと
同じく座面が中途半端な大きさだということ。
そもそも椅子の文化は西洋のものです。

日本は座の文化でした。
つまり椅子は西洋の人たちの身体を基本にして造られてきたものです。
身長も足の長さも違う日本人が、向こうの大きさの椅子に座っても
あまりしっくりこないのはある意味当然です。
 
そう考えると座面が少し低くて、すこしゆったりした椅子の方が、
日本人にフィットするんだと思います。
というようなことを僕のような素人が考える前に
ちゃんと先人の方たちは考えています。
それが豊口克平の「トヨさんの椅子」だったり、
秋岡芳夫の「あぐら椅子」だったりするわけです。
僕もこの2つの椅子の愛用者で、とにかく座っていて疲れません。
どちらの椅子も本当にあぐらにして座ってます。
椅子の座面が低いということはテーブルの天板も
通常より低くしないとおかしくなってしまうので、
我が家は68~70センチが通常の天板の高さのところ、63センチにしています。
このテーブルの低さもまた気持ちいいです。
 
最近は、日本人の身体も変容していますから、
低座の生活が絶対いいとは言い切れませんが、
せっかく購入する家具ですから、ご自分のフィットする高さや座り心地を
よく把握しておくことは絶対必要だと思います。

 

 

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