外観でわかる良い家とそうでない家の見分け方 2
2023年06月29日 11:52 am カテゴリ:家づくり事始め
こんにちは、
スローハンド代表の森田です。
今回から「外観でわかるよい家とそうでない家の見分け方」と題して
これから家づくりを検討される方にとって、何かしら指標となることを
お伝えできたらと思います。
先回、海外転勤になった建て主さんのお宅を留守中お借りしたことで、
その後の家づくりに活かせることが検証できたというお話をさせていただきました。
南側の軒を設けなかったその家ですが、やはり夏は容赦ない日射には難儀しました。
ですが、ほんとうにこれだけで!?と思うのですが、
よしずをかけただけでほとんどその問題はクリアしてしまいました。
ただ、よしずをかけると一言で言っても結構重いですし、
窓の前にベタっとかけてしまうと出入りに難儀します。
実はスローハンドの家では必ず窓の上に霧除け庇を設けています。
その先っちょによしずをひっかけるようにすれば、
窓とよしずのあいだに30センチくらい隙間ができて、
出入りを妨げることもありませんし、空気の層ができるので遮熱の効果も上がります。
それなら布製のシェードでもいいんじゃない?と思われるかもしれませんが、
シェードでも試してみたのですが、シェードは窓の前だけだとあまり効果がありませんでした。
むしろシェードの場合はタープのように、窓の前を上からかけるようにした方が効果的です。
あと、室内に遮光性のあるロールスクリーンやブラインドでもいいのでは?
と思われるかもしれませんが、
これも試しましたがやはり室内に熱を入れるということは結構デメリットが大きいです。
ですからよしずを窓の前にかけるというのがいろいろ試して、一番効果的でした。
先回もお話したとおり、敷地の関係で、南側に軒を出すことで
かえってマイナスになるケースも多々あります。
その場合は、今回ご紹介したように対応することが最適ではないかと思っています。
ただ、絶対言えることは、窓には霧除け庇はセットで考えるということ。
霧除け庇がないと、よしずもシェードも設置できませんので。
これから本格的な夏になりますが、これがとても大事だということが実感できます。