土地についてあれこれ 5
2023年07月14日 12:00 pm カテゴリ:暮らしのようす
こんにちは、
スローハンド代表の森田です。
どうしても敷地に家を配置するとなると、目いっぱいに建物を配置してしまいがちです。
大きな家を望むとなるとそうなってしまいましが、
小さな家ならばそれなりの土地の広さがあれば、結構「余白」ができます。
その「余白」はいわばゆとりですね。
どうしても目いっぱい建てると、おとなりとの距離がそれぞれ1メートルずつとして
2メートル程度しか距離がありません。
その空間にエアコンの室外機なんかをお互い置いてしまうと、
夏なんか室外機からでる熱気が漂って、ただでさえおとなりからの視線を避けたいのに
よけいに使われない場所になってしまいます。
言い方は悪いですが、死んだ土地になってしまいます。
たとえば、建物の配置を敷地境界線に平行ではなく、すこし傾けて配置すると
隣地境界の4面のどこもがおとなりと正対せずに、かつ三角の余白ができます。
そうするといろんな用途が考えられて木を植えたり、物置を置いたり
距離をとりつつ、実用性も兼ねれます。
エアコンの室外機があったとしても、そこそこの広さがあるので熱気の滞留も軽減できます。
また、庭にしても遠近感がカタチにできて、単調になりがちな庭に豊かさがプラスされます。
もちろんある程度の広さがないとどんな敷地でも配置を傾けることが
できるわけではありませんが結構効果的な手法です。
スローハンドでの実例でいうと三ケ日の家がそうですね。