土地についてあれこれ 続編8
2023年12月06日 5:00 pm カテゴリ:暮らしのようす
こんにちは、
スローハンド代表の森田です。
先週までに南道路の土地、北道路の土地と話を進めてきましたが、
今回は東道路の土地のポイントです。
実を言うと、南道路の土地と同じかそれ以上にやっかいなのが東道路の土地です。
基本的に太陽は東から昇り、南を通って西に沈みますよね。
多くの方は西日を嫌いますが、朝日に対してはそんなことはありません。
つまり朝日をたくさん取り込もうと思うと、東側に開口を設けることになります。
それはイコール道路側に開口を取ることです。
そうしますと南に開口を設けるのは定石として、東も開くとなると、
車の置場や物干しや、アプローチなど、南道路以上にいろんなことを整理しないと
まとまりのない家になってしまうんですね。
ですから東側を開くかどうかは、結構この土地のタイプのポイントといえます。
一番の対処方法は板塀や生垣などを立てて、駐車スペースや玄関アプローチ部分と
プライベートな庭空間とをわけることです。
ひとつながりのままだと、とり止めがない感じになって暮らしにくいです。
少しわけると暮らす人も、行きかう人も”ここからはちょっと立ち入らない方がいい”
という意思表示をするわけですね。
その中に物干しスペースを確保すれば、気兼ねなく干せます。
あと暮らしそのものには関係ありませんが、東道路の物件は、建物のプロポーションを
形づくるのが結構たいへんなんです。
カタチのいい東道路の建物ができる工務店や設計士こそ、ポテンシャルが高いと思ったりもします。
ちなみにスローハンドでの施工例はこの2棟が該当します。
<浜北・小松の家>
<浜松・高林の家>