収納を考える 2
2022年12月13日 12:00 pm カテゴリ:家づくり事始め
スローハンド代表の森田です。
プラニングの時には、今お持ちのものの8割くらいの収納で
計画しましょうとお話するとお伝えしましたが、
なぜ8割なのか?をお話しましょう。
簡単にいってしまうと、ほとんどの方はお持ちのものの2割くらいは、
正直言って使わないもの、いらないものを想定して収納を考えています。
着なくなった洋服であったり、子どものおもちゃであったり、
あるいは教科書とか、買ったまま使わない機器とかもありますね。
8割で考えましょうというと、それらをどうしようかと
主体的に考えざるを得ないんです。
そしてどうしても処分できないならば、
ロフトや小屋裏収納などに収められますよと、気持ちの余裕も同時に考慮しておきます。
多くの方はそれで処分すべきものは処分しますが、
処分しきれない方ももちろんいらっしゃいます。
処分しきれなかったからといってロフトや小屋裏は目に入る場所にはありませんので、
他の収納へのしわ寄せはあまりありませんから、
暮らしの質を落とさずに済みます。
また、新しい家で新しい暮らしをするわけですから、
ほとんどの方は心機一転の心持ちですよね?
こういうふうに収納するとすっきりしますよ!!とか、
こうやって収めると使いやすいですよ!!といったご提案をしていくと、
気がつくことがあります。
それは、モノを多くもつということは、
日々の暮らしが使いにくいことに起因するということです。
ですから使いやすい空間にすれば、ダブってもっていたものとか、
あるいはいらなくなるものも結構でてくるんですね。
そうするとなんだかんだ20%とはいかないまでも、
そこそこモノを減らすことができます。
ただ、つくり手側にその提案能力がないと
結局今まで持っていたものを新しい家にスライドするだけになってしまうので、
最終的には寸法をよく吟味しているか、ということになるのですが、
次回はその寸法についてのお話をしたいと思います。
ロフトは常に使うものの収納には向きませんが、あまり使わないものの収納としては重宝します。