スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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収納を考える 1

2022年12月12日 12:00 pm カテゴリ: 

スローハンド代表の森田です。

 

先週間取りのことをお話ししましたが、最後に収納についても綴らせていただきました。

今週はその収納についてもう少し掘り下げて、「収納を考える」と題してお伝えしたいと思います。
 
家づくりを進める上で、間取りと一体不可分なのが収納をどうするかということです。
ご家族それぞれお持ちのものの量も質も違うので、
どう収めるのが正解ということを導く出すのは難しいのですが、
これまでの経験を踏まえてお伝えしていきたいと思います。
 
いつも設計に取りかかる際、どのくらい物をお持ちですか?とお伺いしますが、
すべてを把握していらっしゃる方は、まずいらっしゃいません。
みなさんおっしゃることは「多めに収納をつくって下さい。」
でも、多めにしたからすべてのものが収まって、


 
建築家の故宮脇檀は、収納が増えると、物が片付くという発想は、
道路を広くすると、交通渋滞がなくなるという思い込みと同じ幻想であると、
自身の著書で語っていましたが、
多くの場合、収納が増えるとその分安心して

またモノを増やしてしまうことは事実としてありますね。
もっとも収納は多めに・・・というのも
そもそも自分たちがどのくらいモノをもっていて、
それが相対的に多いのか少ないのかという基準もわからないですよね。
一度自分たちの持ち物の量が平均とくらべて多いか少ないか
確認してみるとよいと思います。
 
さて、私がいつも申し上げているのは、
まず、家を建てるにあたって持ち物を見直しましょう。ということ。
もう3年も5年も使っていないものを新しい家に収めるのがよいのか?
収納に要する面積は家の12~15%といわれます。
仮に3000万円の家だとしたら収納にかける費用は360万~450万。
そこに使う目処のないものをわざわざ収めないといけない理由はどんな理由ですか?と、
一度考えてもらっています。
 
そうするとだいたいその分を削るなり、他の部分にお金をかけたほうが
いいよねって話になります。
そこで、この際処分しようということのきっかけになるんですね。
それでいいんです。
多くの場合、処分するきっかけというか大義がみつからなくて
使わないものを持ち続けているという方が大多数なんです。
その上で今お持ちのものの、8割くらいの収納で計画しましょうとお話します。
 
どうして8割なのか?
それは次回にお伝えいたします。

 

造作収納の良い点は、お持ちのモノにあわせてぴったりサイズで収納できることです。

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