スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

スローハンド(有)は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

なぜソーラーシステムに取り組むか? 2

2023年01月17日 12:00 pm カテゴリ: 

スローハンド代表の森田です。

 

先回、太陽エネルギーには光エネルギーと熱エネルギーがあって、
実は熱エネルギーの方が効率がいいということをお伝えしました。
しかし、太陽熱利用のシステムは馴染みが薄く、
実際太陽の光エネルギーを活用する太陽光発電に比べると
その普及率は言い方が古いですが、「月のすっぽん」ともいえるくらいです。

太陽熱を活用するソーラーシステムに力を注ぐ我々としては、忸怩たる思いもありますが、
 
なぜこんなに差がつくのか、
 
理由は簡単明白、太陽光発電の方がわかりやすいからです。
太陽の光で電気をつくり、それを家電や暖房・給湯につかう・・・
そうすると電気代が安くなる・・・。
実に簡単な流れと答えです。

 

では、太陽熱利用の方はというと、
まずその熱で何を暖めるかで違いが出てきます。
主には2つ、水を暖めるシステムと空気を暖めるシステムがあります。
また、太陽光発電であれば、電気だけで生活で使うエネルギー

暖房・給湯・空調・調理をすべてまかなうということができますが、
太陽熱利用の方は、給湯と暖房はできますが、
空調と調理はできません。
おそらくその複雑感によって、持てるポテンシャルがうまく消費者の方々に
伝わりにくいのだと思います。
 
逆に、古くから太陽熱利用をしている方は、家を新しくした時や、
お身内のかたが家を建てると、結構な優先度で
太陽熱利用を取り入れてくれます。
使ってみるとそのよさがわかるんでしょうね。
ただ、だからといって私たちは太陽光発電を貶めて
太陽熱利用をことさら持ち上げるつもりはまったくありません。
できれば両方とも使えるのがいいと思います。
それも可能ではありますが、どうしてもコストがかさみます。
もっと手軽に太陽エネルギーが使えるようになればそれに越したことはありません。
 
ですから、
太陽光発電にはもっともっと普及して、
どんどんコストが下がって、家電なみに簡単なシステムになれば、
お金の負担が少なくなり、その分、太陽熱利用を取り入れる
余裕も生まれるのではないかと思ったりもします。
もちろんそれとは別に、我々自身も太陽熱利用の普及に
切れ目なく取り組むことは当然です。
 

 

太陽光と太陽熱を両方活用できるしくみもあるんです。
 
そよルーフ

メールマガジン登録受付中。

見学会などイベントの情報や家づくりに関するトピックスはもちろん、家づくりに役立つ情報をセミナー形式で週2回お届けします。 ご希望の方は下記フォームよりご登録下さい。

個人ブログはこちら