なぜソーラーシステムに取り組むか? 6
2023年01月23日 12:00 pm カテゴリ:家づくり事始め
スローハンド代表の森田です。
太陽熱利用ソーラーシステムについて、冬暖かさに貢献するのはいいとして、
夏はどうなのか?疑問に感じるかと思います。
冬がメインのように受け取られてしまいますが、夏もいろいろ働いてくれます。
ひとつはお湯採り。
これはびおソーラーには機能がありませんが、そよ風には設置できます。
夏は暖房する必要がありませんから、そのエネルギーをほぼすべて、
水をお湯に換える方に回せます。
生活で使うお湯の温度って実はそんなに高くないんですよね。
せいぜい40度そこそこです。
このくらいのお湯であれば、6月から9月まではソーラーシステムで
まかなうことが可能です。
ちなみに我が家(西町の家)の昨年の8月のガス使用料金は3000円強。
真夏はほぼ調理に使うくらいですね。
うちは家族3人で、現在は娘がいないので2人ですが、
日中は夫婦とも働いていて留守なので
数字はすべての方に当てはまるわけではありませんが、目安にはなると思います。
でも、夏はエアコンを使ってるんでしょ?と思われるかもしれませんね。
昨年の夏、エアコンをつけた日は正味10日くらい、
時間にすると45時間くらいです。
昨年と言わず、毎年そんな感じで、扇風機がメインです(笑)。
我が家(HP施工事例の西町の家)の南側は果てしなく田んぼが連なり、
そこを通って家の中に涼しい風が入ってくるので、
立地的に優位なのは間違いありません。
でも、それを活かすか殺すかは設計しだいでもあります。
いかに敷地の特性を読むことが、住み心地に関係するかということですね。
ソーラーシステムの話に戻りますが、外気温が室温より低くなると
その外の空気を取り込む夜間涼風取り込みができます。
わりとお住まいの方から効果のほどをお聞きします。
もちろん我が家も同じくで、これが特に夜のエアコン稼動率を低くできる
要因ではないかと考えています。
我が家の電気代は夏の時期でも5,000円弱くらいです。
エアコンの使用率が少ないので、安く収まっているのではないでしょうか。
ここのところエネルギー消費価格が高騰しているので、
今年の来たる夏は少し高くなるかとは思いますが、
いつも目標を電気代月6000円に設定しているので、
今年もそれ以内にできるんじゃないかと思っています。