スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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心地よい住まいをつくるために大切なこと 4

2023年02月01日 11:48 am カテゴリ: 

スローハンド代表の森田です。
 
今回は壁と開口部についてお伝えします。
開口部とは、窓のことです。
窓は、光を家の中にもたらしたり、風を取り込んだり、
外の眺めを得る役割があります。
どれも心地よい暮らしのためには大切なポイントですが、
湿気の多い日本では、通風、つまり風を取り込むことが
もっとも心地よさに寄与するのではないでしょうか。
 
風を上手に取り込むには、入り口と出口をしっかり考えて設けることです。
窓の大きなや高さ、位置も風通しに大きく関わってきます。
よくやたらと大きな窓を光がよく入る南側に並べている建物がありますが、
それは入り口であって、出口の窓がないと、
ただ暑いだけの住みにくい家になってしまいます。
また、光や風を取り込むといっても、隣が学校の運動場だったり、
工場が近くにあったりしたら、においやホコリを家に入れてしまうことになります。
また、浜松はからっ風という地域特有の強い北西の風が吹きます。
そういうものに対してどう対応するか、
結構、窓の取りかたって重要なんですね。
 
窓と同じく、壁の取り方も住み心地に影響を及ぼします。
率直なところ、設計のうまくない家は壁がない家といえます。
いやいや、どの家にも壁があると思うかもしれませんね。
しかし、本当に必要な壁ではないことが結構多かったりしますし、
使えない壁だったりすることも多いんです。
使えない壁とはまさに壁があっても、その前に家具やモノを置くと、
動線や他の部屋とのつながりに支障があって、文字どおり
「使えない壁」になってしまう家が結構多いんです。
 
また、落ち着きのある空間には壁の存在なしには成り立ちません。
内壁はある意味、住まいの背中の役割を担っています。
壁がないと落ち着かないってありますよね?
特にソファの裏側が空いていて、人が通ると、
何だか安心できない経験ってありませんか?
 
壁をどう配するか・・・
当たり前の存在しているように思われがちですが、
心地よい住まいにする上で、とても重要なポイントなんですね。
心地よさは、突き詰めれば「落ち着き」と「安心感」だと考えています。
開口部と壁は、その2つを確保するための重要な要素であることを
頭の片隅に覚えておいていただければ嬉しく思います。

 

ソファの背中に格子を用いることもあります。

 

 

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