スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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空間づくりの注意点 5

2023年03月06日 12:00 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

今回はユーティリティについてです。
住宅雑誌やWEBやインスタを見ると、
よくこのユーティリティという空間の実例が紹介されていますよね。
ひらたく言えば「家事室」でしょうか。
とくに女性からの希望が多いといわれます。

 

家事を行うためのスペースってそこでどんなことをすると想像されますか?
パッと思いつくのが洗濯でしょうか。
あとはアイロンがけとか、取り込んだ洗濯をたたんでしまうという

一連の作業も思いつくかもしれません。
また、収納スペースとして
日々の生活に使うものを収めたりする空間としても有効といえます。
確かに住宅雑誌や展示場で、そういう空間が提案されていると、
あると便利…家事がラクそうと思えますよね。
 
私たちも、よくリクエストを受けることがありますが、
率直なところ実例は少ない方かもしれません。
まず申し上げることは、
「日ごろの家事を、専用のスペースで行いますか?」
というそもそもの事です。
そうお聞きすると、
「いや、何となくあるといいかなぁと思って」という、

ぼんやりとした要望という方が結構多いんですね。
 
家事はスペースより動線が重要だと思っています。
家事の動線がスムーズに配されていれば、

そのための専用スペースを設けることが絶対条件だとはあまり考えていません。
ユーティリティスペースが家事を行う空間として成り立つものならば、
結局のところ、家事動線の上に空間を設けないと
使いにくいものになってしまいます。
その結果、洗濯物をたたむのは結局リビングで・・・とか
わざわざ必要なものを取に行くのが手間・・・とか
暮らしにくいことにもなってしまいます。
 
だからといって、文字どおりユーティリティ(使いやすい)空間は、
あってもいいと思いますし、実際積極的に提案している
ユーティリティ的な空間もあります。
次回はその点についてお伝えいたします。

 

先日アップした袋井・浅羽の家には、土間空間をユーテリティスペースとして設けました。

ユーテリティスペースは、多機能であることがポイントです。

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