スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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空間づくりの注意点 12

2023年03月15日 12:00 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

前回の続き・・・キッチンは家族が集い、情愛を育む場所にして、
できる限りしっかり造るのがよいとお伝えしました。
では、具体的にはどんな風にするのか?
まず、廻れるようにするのが良いと思います。
対面型のキッチンだとカタチにしづらいのですが、
キッチンの両サイドに通り道があるように造るのがいいと思います。
 
どうしてか?

家族が集まるということは、たくさんの人の動きがあるということです。
料理・家事はある意味、時間との戦いですから、
集まって人の動きで滞ってしまうのは、ストレスになることこの上ありません。
人が動けるルートが複数あると、その解消にもなりますし、
何より使いやすくなります。
 
次に考えたいことはモノの収め方です。
高い場所に収めても大丈夫なもの…
低い位置にあっても大丈夫なもの…
目線の位置にあると便利なもの。
キッチンに必要なものをそういう視点で置き場を整頓すると良いと思います。
昭和の頃、対面キッチンが出始めには必ず吊戸棚がセットでついていました。
しかし今ではあまり吊戸棚はついていません。
いろいろ理由があるとは思いますが、
一番は高い位置に収めるのが大変ということでしょう。
キッチンの出っ張り分が邪魔で、

その位置関係での吊戸棚は使い難いというわけです。
 
また、ガスコンロの下にビルトインのオーブンレンジを組み込むというのも、
昔ほど見られなくなりました。
これは腰をかがめて使うオーブンレンジが、
結構使いづらいということが原因と思われます。
モノにはそれぞれふさわしい置き場があると思います。
それを的確に配置すると使いやすいキッチンになります。
 
さて、「情愛を育む」という点ですが、
一緒につくって、一緒に食べるということが
自然とできるようなキッチンにしたいということですね。
そういう意味では、アイランド型のキッチンは適しているかもしれませんが、
上記のように使いやすく、片付けやすくと、

カタチはどうあれ機能性に富むと家族みんなが
気軽にキッチンを囲むようになります。
家族それぞれ考え方が違うとは思いますが、
奥さんが全部取り仕切ってしまうキッチンは、
情愛を育むという点では少し劣るかもしれません。
子育て世代の方には、
ぜひ情愛を育むという視点でキッチンを考えてほしいと
私は思っています。

 

 

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