こども部屋と教育の関係性 2
2023年03月17日 12:00 pm カテゴリ:家づくり事始め
こんにちは、
スローハンド代表の森田です。
スローハンドでは、家を建てる建主さんの大半が子育て世代に属する方で、
当然ですが子供部屋をどうするかということは、
プランをカタチにしていく上で遡上にあがります。
ですが、ほぼ全員の方が「子供部屋は小さくていいよね」という考え。
われわれも基本その考えに沿って家づくりをしてきました。
それともうひとつは、最初から仕切らないこと。
これもほとんどの方が望まれます。
住み始めた当初は、まだ子供さんも小さく部屋を使うことはありません。
ですから、その段階で仕切ってしまうと使い方も限定されてしまうので、
それまでの間はいわゆるフリースペースとして大きく空間をとっておきます。
さて、そろそろお子さんたちがすくすく育ち、
部屋がほしいね!!という時期にきます。
これまでスローハンドで20年仕事を重ねてきましたが、
計画当初はフリースペースにして、いずれ仕切るというカタチは
実例として相当数ありますが、
実際に子供部屋として仕切る工事を手がけたのは、思ったほど多くありません。
ざっくりでいうと3分の1くらいでしょうか。
ということは、当初のまま使っているというお宅が相当数いらっしゃるんですね。
一応、最初に仕切った後の使い方も設計に織り込んでいますが、
そのまま仕切らずに…という方が多いんです。
それと同時にそういうパターンのお宅の方が、
あまりよい言い方ではありませんが、世間的に優秀といわれている学校への
進学率が高いんですね。
これは、それぞれのお宅の教育への取り組みによるところが大きいとは思いますが、
たびたびお伺いして、お子さんのようすをお聞きすると、
〇〇高校へ進学しましたとか、〇〇大学へ行くことになりました。とか、
名前を聞くと「おぉ~」なるようなところへ進学したという話を
毎年この時期に耳にします。
学校の優劣を判断材料にするのは、あまりいいとは思いませんが、
申し上げたいのは、子供部屋の環境の良し悪しと
勉強の習熟度はあまり関係ないのでは?と思うわけです。
次回はそのあたりのことを実際に聞いたり、かかわったエピソードを
交えてお伝えいたします。