スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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住まいにおける温故知新 4

2023年04月05日 12:00 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

先週、土間空間をつくる上での注意点をいくつか挙げましたが、
北側に土間を設けると、建物の温熱環境にマイナスになる場合があります。
そのため、より念入りな断熱・気密施工を必要とするので
どうしてもコストアップになっていまいます。
もちろん、そんなことは気にしません!!というのもアリです。
ただ、どうせ土間空間を設けるならば南側に設けることをお勧めするのは、
そこが、ダイレクトゲインにうってつけの空間になるからです。
 
ダイレクトゲインとは太陽の熱を取り込み、そこに貯めておくということです。
土間に太陽の陽射しがあたると暖かくなりますよね?
そして、それが冷めにくい性質でもあるので昼間貯めた熱が、
夜寒くなって放熱されるというありがたい役割を果たしてくれるんです。
もちろんそれだけでひと晩過ごせるわけではありませんが、
それでも暖房費を抑えることに寄与します。

 

「太陽のあたるところに土間なんて設けたら逆に夏暑くなってしまうのでは?」
と考えられるかもしれません。
しかし夏の冬とでは、太陽の高度…つまり入射角がまったく違います。
ある程度軒を出しておけば、建物内に陽射しが入ってくることはありません。
そういったことを諸々整理して、土間空間をリビングなどに隣接にして設けると、
利便性もあって、快適に暮らせる住まいがカタチになります。

 

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