心地よさを生むプランづくりのツボ 11
2023年06月14日 12:00 pm カテゴリ:家づくり事始め
こんにちは、
スローハンド代表の森田です。
「心地よさを生むプランづくりのツボ」と題して
家づくりでもっとも楽しいステップでもあるプランニングについて、
その要点をお伝えしたいとおりますが、「仕上げ」についてです。
仕上げとは、床や壁・天井などの最終的な素材をどうするか、ということなのですが、
これもまた、心地よいプランづくりにおいて隠れたツボなんです。
スローハンドでは、床も壁や天井もできる限り同じ素材で統一させています。
つまり少ない素材でまとめています。
その方が広がりが生まれて、小さな家ではとても効果が感じられます。
そもそも床も壁も天井も暮らしの背景でよいと思っています。
いや、そうあるべきだと思っています。
主張の強い床材や壁仕上げは逆に暮らしを邪魔するとさえ思います。
たとえば花を生けるにしても、絵画を飾るにしても
壁が主張しているとせっかくのよさが薄まってしまいます。
壁などは白にしてむしろそういったものを際立たせるべきだと思います。
壁や床は主張しないものの方が、四季の微妙な変化を映しやすいですよね?
いわば無地のスクリーンであるわけです。
ただでさえ、家具や家電・食器に生活のものさまざまと、
家の中には色が氾濫するものです。
背景である床や壁・天井が、それに輪をかけて主張してしまったら
落ち着きのない家になってしまいます。
では、実際に床や壁・天井にはどういう素材がよいのか?
次回はそのあたりをお伝えします。