スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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土地についてあれこれ 続編2

2023年10月25日 12:00 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

前回は私が土地さがしをする上の考え方
「土地のよし悪しは、家が建った状態の、そこでの住み心地で決まる」
という話で終わりましたが、今回はその続きです。
 
土地を扱うのは一般的には不動産屋さんです。
そのほかには私たちのような住宅に携わる業者が、
その土地に自社の建物を建てることを条件として販売することも結構多いですね。
その場合、その会社の建物がご自分たちの考えや好みがマッチすればいいのですが、
そうでないと希望のエリアではるけれど、買いたくても買えないということになりますよね。
その点不動産屋さんは、土地を売買して、その仲介料を得ることで商売をしていますので、
その土地にどんな建物が建つかは専門外のことです。
しかし、それが別の意味で厄介なことなのです。
 
つまり不動産屋さんはその土地にどんな建物が建つかを

主眼において土地を選んでくれるわけではないということなんですね。
あなたが希望するエリアで坪数で、南道路という希望にあって、予算にあう金額で

という点でいいと思えば、その土地を勧めてきます。
もちろんそれだけ条件にあった物件を紹介してくれるならば、
とても優良な不動産屋さんではあります。
でもその土地が道路と相当の高低差があったら・・・道一本向こうは用途地域が違って、
高い建物が建つ可能性があるとしたら、建築するためにいくつか許可要件を
クリアする必要があるとしたら、そのための費用はまた土地代と別ですよね?
あるいはその土地に既設のものたとえば擁壁であったり、
水道であったり、が実は新しくしないと使えないなんていうこともあります。
土地売買の多くは現状渡しなので手をいれるのは買主さんになることがほとんどです。
不動産屋さんは、買う人と売る人を仲介する立場なので、
買い手側だけにたっているわけではないのです。

 

そこでどういう対策をとるのがよいかというとわれわれのような建築会社に
検討している段階でその土地物件を見てもらうことなんです。
建築業者は、その土地に建物が建つことを主眼に土地を見聞します。
建築したときに不備があっては、自分たちの責任になってしまうこともあるので、
まず、この土地に家を建てることでの問題点は何か?ということを考えます。
その上で、土地代は安いですけど既存の擁壁は造りなおす必要があるので、
その費用も考えた方がいいですよ。とか、
高低差の解消をしないと住みにくい家になってしまいますよ。とか、
暮らすことを想定してアドバイスをします。
そういうアドバイスをしてくれる不動産屋さんはかなり稀な存在なんです。
 
限りある予算ですから、土地代やその土地の問題点を解消するための費用に
予算を取られてしまったら家の方にかけられる予算が減ってしまいますよね。
まず、土地を買う前の検討段階でわれわれ建築の専門家に声をかけることをお勧めします。

 

 

 

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