スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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土地についてあれこれ 続編3

2023年11月01日 5:15 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

前回は土地を決める前に建築会社に建築する立場で
その土地を見てもらうべきということをお伝えしました。
今回お伝えしたいことは、「クセのある土地は楽しい」ということです。
 
次の3つのうち、どの土地が一番いい土地だと思いますか?
(全部同じ面積という前提です)
 
1 間口と奥行きが同じの正方形の土地
 
2 間口が奥行きより短い長方形の土地
 
3 道路から奥に広がるいわゆる旗竿の土地
 
おそらく多くの方は1を選ぶと思います。
でも建築する立場からいうと、1の土地は結構やっかいなんですね。
というのも、1の場合間口と奥行きが一緒ということは、
南の庭も取りにくい上、車の置場も結構限定されます。
そしてプラニングをする上で正解がたくさんあるんです。
敷地が優等生なので、正解もたくさんある・・・。
実はそれ、建築する側からするととてもやっかいなことです。
 
当然のことですが、プランは1つに決めないといけません。
でも、選択しなかったもう一つの案が、実はこの土地に合っていたのでは・・・と
考えてしまうこともあるんです。
2の場合も1と同じ面もありますが、敷地に奥行きがあるので、
プラニングはこうするといいよね!!という答えが比較的導きやすいんです。
3もしかりです。
 
もっというと変形の土地とか狭小の土地とか、普通は敬遠されがちですが、
正直制約も多い分、プラニングの選択も少なくなり、
それが逆に「これしかないよね」という家ができやすいんです。
ですから、狭小敷地や変形敷地でいい家が生まれやすいといわれるんですね。
弊社の例でいえば、浜松・蜆塚の家がそうです。
最初に建て主さんから、この土地だけど、どうでしょうか?と相談されたとき、
思わず、「こ、ここですか?」とフリーズしました。
行き止まりの道の一番奥の三角形で40坪ちょっとの土地。
そこにどう居心地のいい家を建てるか・・・。
でもすぐに面白い土地だから、面白い家ができるだろうと気持ちが切り替わりました。
そう、そういう土地の方が答えがみつかりやすいんですね。
 
そういう敷地ゆえ割り切るところは思い切って割り切る。
大胆でできるところは大胆にする…とメリハリのある住まいになっています。
これが、「土地のよし悪しは、家が建った状態の、そこでの住み心地で決まる」の好例といえます。
決して条件のよくない土地だから住み心地もよくならないということではありません。
そこで問われるのはズバリ設計力です。
私が土地さがしを積極的にお手伝いするのは、手前味噌ですが
どんな土地でも弊社の設計力を駆使すれば住み心地のよい家をカタチにできるという
確固たる思いがあるからです。

 

 

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