スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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土地についてあれこれ 続編4

2023年11月08日 3:44 pm カテゴリ: 

こんにちは、

スローハンド代表の森田です。

 

土地を検討するときに,道路から高くなっている物件をみつけると
少し躊躇する方も多くいらっしゃるようです。
おそらくその理由は、その高低差を処理する擁壁や土留めにコストがかかるのでは・・・とか、
若いうちはいいけれど、歳をとってから、毎日上り下りするのは大変では・・
といったものが多いと思います。
 
確かにそのとおりで、土留め擁壁にはそれなりの費用がかかりますし、
歳をとってからのこと考えると、道路から直接玄関に入れるほうがいいですよね。
ただこういう話もあるんです。
たとえば、防犯という意味でいうと侵入窃盗は道路から高いところに建つ家へよりも
圧倒的に道路と同じ高さに建つ家の方が件数が多いと、
以前警察官の建て主さんから聞いたことがあります。
おそらく上の様子が伺えないので、躊躇する心理が働くみたいですね。
ちなみに道路と同じ高さで塀で囲われた家は、結構狙われやすいとも聞きました。
塀の中側に一旦入ると、周りの視線から死角になって侵入しやすいそうです。
そう考えると、少し高くなっていた方が安心な気もしますよね。
 
また、歳をとってからが大変では?という点も、

なんとなくイメージで「歳をとったら」とひとくくりにしていますが、
本当に階段の上り下りが辛くなるのは、かなりご高齢になってからのことです。
その頃になったら階段をスロープに替えるなど、対応方法はいくらでもあります。
 
私見ですが、その物件がきちんと造成されていて擁壁などもしっかり施され、
駐車スペースも十分確保されているならば、積極的に検討する方がいいと思っています。
他よりも高いところに家が建つというメリット…
たとえば、日当たりの良さ、眺望の良さ、風通しのよさなど
これらを得られることはとても大きいと考えます。
 
何度も申し上げていますが土地の価値は、

そこに家が建ってその住み心地まで含めて評価されるものだと思っています。
駅から近いとか、希望の校区とか、南道路だからとか、
表層の部分だけで考えるのではなく、
そこに家が建った状態に思いを膨らませてご検討いただければ幸いです。

土地さがしは簡単そうで奥が深い…
そして人生でそう何度も行くことではないので、
正直なところオーソリティ的な人はいません。
ですから、それを業としている不動産屋さんい頼らざるをえないのですが、
不動産屋さんは土地を売買することは得意ですが、
そこに建つ家のことまでは詳しくありません。
ですから、土地さがしも我々のような建築業者をある意味利用するのが最も賢い方法です。
少しでも参考になれば嬉しく思います。

 

 

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