こども部屋と教育の関係性 5
2023年03月23日 9:33 am カテゴリ:家づくり事始め
こんにちは、
スローハンド代表の森田です。
スローハンドがほぼ定番にしている“居心地の悪い子供部屋”。
賛否はありますが、ほぼ建てていただいた建主さんには、
その考えに賛同いただいてここに到っています。
というよりも、建て主さんの方からそうしたいという要望が多く出ます。
居心地が悪いと聞くと、なんだか子供のことを考えていないように
思われてしまいますがよく考えてください。
小学生くらいの子って、狭かったり暗かったりするところを
やたら好みますよね?
ですから、実を言うと子供にとっては居心地がよかったりするんです。
具体的な大きさとしてはタタミ4畳から4畳ちょっとくらいです。
余裕があれば、それプラス収納というくらいの感じですね。
その空間の中にベッドと机が置ければ部屋としては成り立ちます。
そこは子供にとっての最終基地の役割だと、いつもお話しています。
普段は家族が集う場所にいるけれど、ちょっと集中したかったり、
親の目が気になるときにはそこで時を過ごす。
そんな場で、子供部屋はいいと思っています。
理想的には、勉強をするためのスタディコーナーは、
部屋の外に配置して、個人のスペースはベッドと収納で
4畳くらいというのがいいと思っています。
後々のことを考えると、子供部屋を使う期間はとても限られています。
共用の空間を多くして個別の空間を小さくしておけば、
使わなくなったあとの活用にもあまり困りません。
あと、よくカタチにするのが屋根裏っぽくする部屋ですが、
これは次回にお伝えします。
平口ゲストハウスの子供部屋。4畳のなかに収納とベッド、吊戸棚を設置しています。