スローハンド有限会社は、浜松で自然の力を活かしたパッシブソーラーと心地よい木の家を提供する工務店です。

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資金計画のコツ 4

2022年11月24日 2:51 pm カテゴリ: 

スローハンド代表の森田です。

 

昨日は、予算配分の重要性についてお伝えしました。
住宅ローン減税の活用も裏技としてお伝えしましたが、
今回は、その住宅ローン減税についてもう少し詳しくお伝えします。
 
住宅ローン減税は住宅ローンの年末の借入残高の0.7%を
借りてから13年間にわたり税金が控除される制度です。

ちなみに借入残高の0.7%になったのは今年度からで、

それまでは1%でした。
 
会社員の方なら所得税や住民税を必ず払ってますが、
それが還付や軽減されるわけです。
条件など詳細は、いろんなところで情報を得られると思いますので、
そこで確認してもらったほうが理解しやすいと思いますので割愛します。
 
私が伝えたいことはもっと実質的なことです。
現在日本はマイナス金利の状態です。
簡単にいうと、市中の銀行が日銀にお金を預けても
金利をもらえるどころか取られてしまうため、
持っているお金を市場に出して借り手を増やし、
景気をよくしようという政策です。
 
その善し悪しは別として何が起こっているかというと、
住宅ローンの金利も1%を切ってしまっているということです。
だいたい10年固定でも0.85%くらい(2022年11月現在)になってますね。

今年度からローン減税は、0.7%になってしまいましたが、

昨年度までは1%でした。
これはどういうことかというと、住宅ローンの金利が1%以下で、
ローン減税が1%なら差し引きすればローン減税分がプラスになり、
実質的な金利負担はゼロ以上、マイナスというかプラスになるということです。
 
すごく簡単ですが計算してみますと、
3000万円のローンを金利0・85%・35年返済で借りるとすると、
13年間の金利は約223万円です。
一方、その13年間の住宅ローン減税額は263万円。
お金を借りることで返済額よりも
もらえるお金が40万円増えることを意味します。

この是正が今年度から年末の借入残高の0.7%に

変更された理由だと思います。
金利というものの意味を物語るトピックスだと思います。
 
ただ、条件だけで家づくりを急ぐことはお勧めしませんが、
大きなお金を使うわけですから、少しでも有利にお得に
家づくりをしてもらいたいとつくり手としても常々思っています。
 
ローンの金利は、刻々と変わりますので常にチェックしておくことも
重要だと思います。
なぜなら、金利は家づくりをする上において、

何の利益にもならないものだからです。

次回は金利のことについてお伝えします。

 

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