土地についてあれこれ 8
2023年07月19日 12:00 pm カテゴリ:暮らしのようす
こんにちは、
スローハンド代表の森田です。
昨日は、土地をお持ちの方へのアドバイス的なお話でしたが、
今度は、これからあるいは現在土地さがし中という方への僭越ながらアドバイスです。
すでに何度かお伝えしているように土地探しって結構というか、かなりエネルギーと費やします。
その理由の一番は土地を扱う不動産屋さんとのかかわりにおいて。
不動産屋さんは土地を売り買いしてその仲介業務を業としています。
そこにどんな家が建つかはあまり意識がいきません。
しかし、普通の方は家を建てるために土地さがしをし、そのために不動産屋さんを利用します。
ミスマッチを前提にしているようなもんです。
そのために意図が伝わらなかったり、商談すること自体に気が重くなったりして
結構エネルギーと使うハメになるわけです。
それをゼロにすることは不可能ですが、極力最小限に抑えることはできます。
その方法は…ご自身がその足で、その目で、数多くの土地物件を見るということです。
要するに不動産屋さんという土地のプロをも凌駕するほどに、
土地のことをよく知ることです。
というと大げさですが、多くの方は自分の条件にあわない物件はまず足を運びません。
エリアが違う、希望より狭い、南向きじゃないなどといった理由で、見ることさえしません。
それではいざ希望に叶う物件が出てきたときに、素早く決めることは難しいと思いませんか?
希望通りでなくても実際に物件をたくさん見ておくと
その良し悪しを判断できる引き出しを自分自身でもつことができます。
そうするとほんとうに自分が求めている土地物件がどんな物件なのかが、クリアになってきます。
結果、希望に叶う土地情報が現れるとさっと決断できるわけです。
それがないと、希望に叶う土地情報が現れても、
「どうしよかなぁ…。もっといいところがあるかもしれないしなぁ。」
などと迷いが生じてしまいます。
でもよく考えてください。
建築業者は星の数ほどありますが、その土地物件はそこにその時にそれだけしかないんです。
逃したら、二度と同じ情報には出会えません。
だから、早く決めるべきなんです。
そのために希望とはあわない土地情報も、日頃から目と足を使い感覚を養うんです。
その土地物件のどういうところがよくて、どういうところがよくないのか。
そういうことを日頃からジャッジできるようにしておくと、
希望の物件が現れたときに素早く決断できるんです。
その最終決断にあたって、建築的見地からアドバイスをさせていただくために
決める前に建築業者にお声をかけていただくということがベストなんです。
このアドバイスが参考になると嬉しく思います。