浜北・小松の家 リノベーション
古い正しい住まいに新たな息吹を。
浜北の街なかに残る雰囲気のある集落に、
築後100年を経た民家があります。
その一部分を、古い建物の良さを残しつつ、
今の暮らしにもあうように、手を加えました。
外観は、縁側にあったサッシを取替えましたが、あとは雰囲気もそのままにとどめました。
リビングというより茶の間という方が似合う、憩いの空間。
お年を召したお祖母さまには、椅子の暮らしの方がやさしいのですが、
それでもタタミでくつろぐひとときも大切です。
茶の間側と障子を隔てた寝室。
もともとあった押入部分を、ちょっとした書斎コーナーに衣替え。
左側カウンターの奥にベッドを置くというカタチです。
元々の地松の梁も、ちょっとだけあらわしに。
縁側はひなたぼっこに最適な場所。そこに文机と書棚を設えました。
のんびり読書もできます。
少し高くしたタタミスペースからは、
長年時間をかけて育て上げた庭のようすも視界に入ります。
時間が生み出す豊かさは何もののも替えられません。
庭にある古い井戸は今も現役。
大工さんがＪパネルを加工してフタを造りました。
玄関も時間を感じる場所です。写真ではわかりにくいかもしれませんが、
壁のしっくいをお化粧直ししました。
所在地：浜松市浜北区小松
竣工：2021年5月（工期2021年2月～2021年5月）
設計：スローハンド有限会社
構造形式：木造・天竜杉（FSC認証材）
主な内部仕上げ：天井…杉無垢板 壁…PB＋漆喰仕上げ 床…杉無垢板貼り
竣工：2021年5月（工期2021年2月～2021年5月）
設計：スローハンド有限会社
構造形式：木造・天竜杉（FSC認証材）
主な内部仕上げ：天井…杉無垢板 壁…PB＋漆喰仕上げ 床…杉無垢板貼り
